
1年間準備を続けてきた新しい図書館が、ついに開館の日を迎えました。
この図書館は、「この地に図書館を」という地域の願いから生まれた図書館です。
地元の名士が邸宅跡を区へ寄贈し、多くの人の思いが形になりました。
いわば地元の方々の熱意によってできたものでした。
青春図書館
配属されたのは14人。
男女7人ずつ。
今思うと、誰もが若く、失敗を恐れず、新しい図書館をつくることだけを考えていました。
「青春図書館」。
そう呼びたくなります。
開館セレモニー
開館セレモニーは7月でした。
新しい職員が配属されても4~6月は研修期間です。
図書館とはまったく関係のない部署から配属された職員がほとんどでした。
私は設立準備担当に配属されて、2か所の図書館で研修済みです。
他のみんなは何人ずつかのローテーションで、他の図書館で研修を受けます。
残ったメンバーで図書館の飾りつけをしたり、案内表示に工夫を凝らします。
案内パンフレットも手作りです。
セレモニー当日は7月の暑い日でした。
区長はじめ区の重鎮や、区議会議員が集まり始めます。
私はといえば、まだまだ若造なので案内係として屋外に立ちました。
暑い日のスーツは汗をかきます。
セレモニーが終わった頃には汗だくです。
案内係としては精いっぱいがんばったのですが、いかんせんセレモニーで何が行われたのか記憶にまったくございません。
平職員の私には、とても残念なセレモニーでした。
打ち上げ
セレモニーが終わった後は、打ち上げです。
午前中で終わったので、午後からは飲み会です。
お昼から図書館でお酒を飲むことも、許されていた時代です。
当時は私はビールはあまり飲めませんでした。
でも、先輩諸氏から「ほら、がんばったんだから飲め!」。
そういわれると飲まざるを得ません。
小さなコップで2杯も飲むと、頭がクラクラし始めます。
その後のことはハッキリ覚えていません。
ただ、陽気にはしゃいだことだけは記憶にあります。
責任もなく、仕事で悩むこともなく。
今思えば、あの図書館は私たち職員にとっても「青春図書館」でした。
新しい図書館と一緒に、私たちも成長していたのです。

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