
公務員試験に合格した人の共通点
公務員で「係長」や「課長」の役付きになると、新人職員の方と接する機会が多くなります。
新人の方はいろんな経歴の方がいます。
一番多いのは、学校卒の新人。
他の職業からの転職組、ワーママさんやキャビンアテンダントさんの転職の方もいます。
転職組の方は仕事の基本を知っている方が多いですが、学卒の新人は封筒の書き方から教える必要がある場合もあります。
皆さんに公務員試験の勉強の仕方を聞くと、共通していることがあります。
それは受験対策の本を繰り返しやること。
愚直に繰り返した人が多いようです。
「あれもやらなきゃ」
「この参考書の方が良いかもしれない」
そんなふうに教材を次々と変えた人よりも、一冊を信じて何度も何度も繰り返した人の方が、結果として合格していました。
これは仕事でも同じだと感じています。
伸びる新人職員は何が違うのか
最初は誰でも失敗する
新人職員の成長を見ていると、最初から要領よく仕事をこなせる人は、ほとんどいません。
最初は誰でも失敗します。
電話で言葉に詰まる。
決裁書を何度も書き直す。
住民の方への説明がうまくできず、先輩に助けてもらう。
そんな姿を何度も見てきました。
ところが、一年後には見違えるように成長している人が少なくありません。
特別に才能があったわけではありません。
分からないことをメモし、同じ失敗を繰り返さないように努力した人です。
派手さはありません。
でも、確実に力をつけていきます。
努力を続けた新人たち
初めて住民から強い口調で苦情を受け、受話器を置いたあとに涙を流した新人もいました。
私が赤ペンで何度も書き直しを指示した新人が、数年後には後輩を指導する立場になっていました。
私が係長時代にワーママで転職してきた女性がいました。
彼女は、一度指摘されたことを二度と繰り返さない人でした。
私が指摘したことを確実に自分のこととしてきました。
彼女も住民対応に悩みながら、一つひとつ経験を積み重ねていきました。
そんな彼女も今では管理職として、区の運営に携わっています。
愚直に頑張る職員は、退職した今でも私の脳裏に刻まれています。
才能よりも継続する力
私は四十年以上公務員として働いてきましたが、最後まで残る人に共通していたのは「才能」よりも「継続する力」でした。
公務員試験も同じです。
難しい問題を解ける人よりも、基本問題を確実に解ける人が合格します。
そのためには、新しい参考書を探し続けるより、一冊を何度も繰り返す方が、はるかに効果的です。
他の人が間違えない問題を間違えないこと。
遠回りに見えても、それが一番の近道。
焦らなくていい。昨日の自分より一歩前に進めば、それで十分だから。

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