どうも!イナケンです。
あなたは、自分の好きなことを仕事にしたいと考えたことがありますか?
(今回の場合、どこかに勤めるんじゃなくて、好きな仕事で独立したり、開業したり、会社を起こしたりっていう風に考えてみてください。)
もしもあなたが、すでに自分の好きなことでお金を稼ぐことができているなら、それはとても素晴らしいことです。僕は、好きなことで食っていくということが、現代では最高の幸せだと思っています。
もしかしたら、好きなことを仕事にしてみたけど上手くいかなったいう人もいるかもしれません。
僕も昔、好きなことを仕事にして上手くいかなかった経験があります。
失敗した時は、借金も抱えたし、友達もいなくなったし、「好きなことを仕事にした方が成功するんじゃなかったのかよー!」と逆ギレしたりもしました。当時、30歳を過ぎていたんですけど、良い歳こいてちょっとグレてました。
以前の失敗から「あること」を学んだおかげで、今は、好きなことを仕事にすることができています。毎日が楽しいです。あざす!
今日は、好きなことで独立したいなぁと考えているあなたに、その「あること」をお伝えしようと思います。万人に役立つことではないかもしれないけど、あなたにとって、ちょっとしたヒントになれば嬉しいです。
好きなことを仕事にして失敗する人の特徴

夢見るのは楽しいけど・・・
好きなことを仕事にしようとする人って、自分が主役の物語を描きがちです。
僕は、自分のお店を開業して失敗したんですけど、その時に僕が考えていたことは、
自分の好きな商品を並べて、オシャレな内装にして、カッコイイ音楽を流して、自分も毎日オシャレして。そんな自分のお店にお客さんは憧れてやってくる。最高の毎日!好きなことを仕事にするって良いなぁ〜。
って感じです。当時の僕がかなり痛かったことが分かりますよね。だけど、ここまでヒドくないにしても、好きなことを仕事にする場合、こんな感じで自分を中心に考えることが多いと思います。自分が主役の物語を想像するのって本当に楽しいんですよ。
でも、この考え方では、一生上手くいかないんです。なぜかっていうと、仕事って、自分のためじゃなくて、お客さんのためにすることだから。誰かの役に立たないと意味がないんですよ。
僕は、今の仕事で2回目の独立なんですけど、2回目の時も最初の頃、同じ過ちをしていたんですね。
「こうやって、こうやって、こうして、ああして・・・。あ〜俺の理想のお店だぁ。最高だぁ。お客さん来ないかなぁ。」
こんな感じだったんですよ。で、やっぱり売れないわけです。だって、自分のための仕事しかしてないですから。
そんで、売上が全然ないから震えるんですよ。夜、布団の中で。売れないよ〜。どうしよう〜。って。
そんな時に、頭の中に、ぽちゃーんとしずくが落ちるように、ある考えが降ってきたんです。
あれ?俺、何か間違ってない?もしかして・・・・
仕事とは、誰かの人生の脇役を演じることなのだ!

みんな自分の人生の主役を演じている。ということは、仕事は・・・
2回目の独立でも全く上手くいかない。今月末の支払いに震える自分。
その時に気づいたことが、↓これです。
自分は、誰かの人生の脇役なのだ!
毎日、歩いていたり、車を運転していたり、買い物していたり、映画を観に行ったり、カフェでコーヒーを飲んでいたりすると、ものすごい数の他人とすれ違います。
この他人達は、自分の人生の脇役です。ということは、自分は、この他人達の脇役でもあるんだ!
ということに突然気づいたんですね。
人は誰でも、自分の人生の主役を生きています。決して、他人の人生の脇役を演じようとはしていないんですよね。
だからこそ、自分の人生をより良くしてくれる、自分を引き立たせてくれる脇役に出会うと、嬉しいし、感謝するんです。
自分の人生を良くしてくれた!ありがとう!と。
このことに気づいて分かったことは、
仕事とは、誰かの脇役になって、その人を引き立たせてあげることだ。
ということなんです。
この話をいつも友人や知人にしても、頭の中が「?」だらけになってしまう人が多いんですね。
そこで、僕は、いつもある例え話を使って説明します。
大金を稼ぐアーティストと売れない自称アーティストの違い

スポットライトを浴びているアーティストが実は脇役。
誰かの脇役に徹して仕事をする人と自分のために仕事をしている人の違いは、
- 何万人という観客を興奮させて大金を稼ぐアーティスト
- 友人や家族を集めて、稼ぐどころか、自腹を切って場所代を払っている自称アーティスト
この違いと同じ。
観客を興奮させているアーティストは、観客が主人公になる歌を歌っているけど、自称アーティストは、自分が主人公になるために歌っている。
だから、自称アーティストの周りには、自分を無条件でほめてくれる友人や家族しか足を運んでくれない。
好きなバンドや歌手に出会った時に、
「この人は、自分のことを歌っている!」
と感じたことってありませんか?
コンサートやライブでは、アーティストが会場の中心にいるから分かりにくいけど、足を運んでいる観客が主人公なんです。沢山の観客の一人じゃなくて、アーティストが自分のために歌ってくれると思っているから、高いお金を払ってでも足を運ぶんです。
つまり、何万人も集めているアーティストは、何万人分の脇役を引き受けている。輝いて見えるけど、やっていることは、あくまでも、観客の人生に登場した脇役なんです。
アーティストが脇役で、観客が主役。
ここを間違えると好きなことを仕事にしてもうまくいかないんです。
意識してやっている人もいれば、無意識にできている人もいると思います。だけど、脇役として仕事をしているのはみんな同じです。
ちなみに、好きなことよりも得意なことを仕事にした方が良いっていうのもあるんですが、それはまた今度書こうと思います。
もしもあなたが、好きなことで独立して稼いでいきたいなら、自分ではなくて、お客さんが主役になるように物語を書き換えてみてください。きっと良い結果が得られるますよー。
以上です。最後までありがとうございます!