映画マネーボールで知った、数字の大切さ

映画マネーボールで知った、数字の大切さ

どうも!イナケンです。

もしもあなたが、

数字やデータに価値なんてない。やっぱり経験や直感が大事だよ。

と思っているなら、それは単なる思い込みかもしれません。

僕も昔は、数字やデータに価値なんてなくて、自分が思ったことや感じたことこそ全てだ!と思っていたんです。

それが「ある映画」を見たことがキッカケで思い込みがなくなって、数字やデータも、経験や直感と同じように大切にするようになりました。

その結果、仕事も人付き合いも楽になっていきました。

今日のブログでは、その映画を紹介しようと思います。

まずは、予告編から。

マネーボール。ブラピことブラッド・ピット主演の、野球を題材にした映画です。

テーマは野球だけど、仕事やビジネスやマネージメントにも役立つ何かを見つけることができます。

仕事やビジネスでなかなか成果を上げられないっていう状況の時、思い込みを取り払うことで、道が見つかることがあります。

僕なりにこの映画から感じたことや分かったことをまとめてみたので、よかったらチェックしてみてください!

マネーボールは、「データ重視派」に光を当てた珍しい映画(実話)

マネーボール 映画

野球のことが分からなくても楽しめる映画です。

だいたいの物語の背景は、↓こんな感じ。

  • ブラッド・ピット演じる主人公ビリーは、貧乏球団のGM(ゼネラルマネージャー)。
  • 貧乏球団が才能ある若手選手を育成しても、働き盛りの年齢になると、お金がある球団に持って行かれてしまう。ビリーは、そんな不公平な状況に頭を抱えていた。
  • そこで、ビリーは戦略チームに「ある男」を引き入れる。
  • 男いわく、過去のデータを元に戦略を立てれば、給料が安い選手を集めても勝つことができる。
  • キーワードは「出塁率」。ヒットだろうがホームランだろうがフォアボールだろうがデッドボールだろうが振り逃げだろうが、とにかく塁に出る選手を集めるのだ!
  • データを元に選手を集めたりクビにしたりするという、今までにないチーム作りを進めていくビリーに、古参のスカウトや監督は反発。
  • チーム作りが完璧じゃないままリーグが開幕。どうするんだ!ビリー!

っていう感じです。

もっとザックリいうと、

データを元に淡々とチーム作りをする派 VS 経験や勘を頼りにチーム作りをする派

のいざこざを描いた映画です。

なんとなくデータ派って、これまで悪いイメージで描かれることが多かったと思うんですよ。どっちかというと、経験や勘を大事にしている方が主人公ってイメージですよね。

パソコンのキーボードをカタカタやってる秀才のメガネが、熱い情熱を持っているバカっぽい主人公には絶対に勝てないみたいな。

マネーボールは、データ派側から物語を描いた珍しい映画です。

だけど、作品自体がクールな仕上がりかっていうと、全然そんなことはないんです。

データ派と感情派のいざこざ自体が人間模様を描いていて、そのやりとりがすごく良いんです。

主人公ビリーも、データ理論を持ち込んだ男も、すごく人間らしくて、見ているうちに自分も一緒にガッツポーズしてしまうような、そんな熱い映画。野球のことがよく分からないあなたもきっと楽しめる映画です。

マネーボールは、マイケル・ルイスっていう人が書いたノンフィクション「マネーボール:不公平なゲームに勝利する技術」が原作となっています。

つまり、実話を元に描かれた映画なんです。面白そうだから、新しいからっていう理由でデータ派をカッコ良く描いた訳じゃなくて、本当に使われた理論や戦略を元にしているのも、僕が数字やデータへの思い込みがなくなる大きな理由になりました。

数字やデータにも、人間の感情が現れる。

数字やデータって見るのが面倒だったりするんですよね・・・

数字やデータって見るのが面倒だったりするんですよね・・・

僕がマネーボールを見たタイミングっていうのが、

「このままのやり方で、自分はメシを食っていけるのか?」

と、自分の仕事のやり方に疑問を感じていた時だったんですね。

しかも、感情や勘だけを頼りにするのをやめて、数字というのを気にし始めた時だったんです。

なので、マネーボールの内容がドンピシャにハマって、新しい仕事のやり方を進めるのを助けてくれたました。

ここからは、僕が自分のお店の経営を通じて感じた「数字の正体」について書こうと思います。

数字やデータって聞くと、冷たくて人の気持を無視して合理的に淡々と仕事をするっていうイメージを思い浮かべるんですけど、そんなことないんですよ。

人は感情の生き物です。いくら理屈を並べ立てても、感情が動かないと行動しません。そんな感情の生き物が行動した結果が、数字やデータなんです。

つまり、数字やデータって、実は、人間の感情そのものなんです。

数字やデータというのは、お客さんの行動の結果です。つまり曲げようがない事実なんです。

数字やデータを見ないっていうのは、

  • お客さんはどんな風に買い物をしたのか?
  • どんなことを楽しいと思うのか?
  • どんなことが嫌なのか?
  • どうしてこれが好きなのか?

っていうことを無視しているってことなんですね。事実を無視して、自分の都合の良いように働いているだけ。その結果、僕は何をやっても上手くいかなかった。

そりゃそうですよね。お客さんの感情を無視しているんですから、喜んでもらえるわけがない。

数字やデータを気にするようになってからは、積極的にお客さんにアンケートをしたり、商品をテストしたり、これまでの売上をチェックするようになりました。

すると、数字やデータから、お客さんの感情や心理が分かるようになってくるんです。「自分の仕事というのが一体何だったのか?」というのが、どんどん分かるようになってきて、やりがいも感じるようになりました。

数字を無視することは、無責任。

僕は、直感で応えるよりも、数字を見て判断できる人になりたいと思う。

マネーボールの中で、ブラッド・ピット演じる主人公ビリーは、人気があるとか、好きとか、味があるとか、そういうスカウトの主観じゃなくて、とにかく塁に出られる選手を集めます。

選手を獲得する基準は、塁に出ているかどうかっていう客観的なデータのみ。時には、出塁率は高いけど、すでにポジションが埋まっている選手を獲得して、ポジションを変えさせたりもします。

こういったやり方に古参のスカウトや監督達は、猛反発するんです。これまでの自分のやり方や野球の伝統をバカにしているのか!と。

どうしてビリーは、こんなにもデータ野球にこだわるのか?それには理由があるんです。

ビリーも、若い時は選手でした。高校を出てプロに進むか、大学に進むか葛藤しますが、スカウトの説得に従いプロ野球選手になります。

高校までは通用していた彼の実力も、プロになると通用せず、早いうちに引退。その後、スカウトになり、チームのGM(ゼネラルマネージャー)になります。

プロ野球選手として通用しなかった悔しさ、決まっていた名門大学進学を捨てた後悔、うまくいっていない私生活。本当に野球を選んだのは正しかったのか?俺を野球の世界に連れてきたスカウトは、自分の人生に責任はとってくれないじゃないか!

ビリーの人物像には、こういう背景があるんです。

だからこそビリーは、感情や勘に頼らないでチーム作りをしようとムキになる。

僕は、マネーボールで、自分の感情や勘だけを頼りに人に関わることって愚かなことなんだなぁと感じたし、それまでに自分が人にしてきたアドバイスがどれだけ無責任だったかと反省しました。

人を数字で判断するのが悪い風潮ってあるけど、そんなことはないんです。数字こそ全てとは言わないけど、数字を無視することこそ無責任なんです。

例えば、誰かに仕事や将来のことについて相談された時。僕が、感情や勘の方が大事だと思っていた時は、相手のことなんて考えているようで考えていなかったのかもしれません。

アドバイスしている自分に酔っているだけで、自分が思っていること、感じていること、好きなことを話していただけです。相手の今の状況、環境、将来のことを冷静に判断もできないのに、ただ熱く語っていただけ。

今は、そんな無責任なことはしたくないから、相談してくれた人の数字や結果や行動を先に話してもらいます。とにかく聞き役に徹することにしています。

それらを聞いても判断したり、助言できないっていうことは、僕の力ではどうしようもないことです。正直に「力になれない」と伝えます。

もしも、僕が判断できる数字やデータや行動があれば、分かる範囲で具体的な行動をアドバイスします。

逆に、数字、結果、行動を話せない相談っていうのは、答える価値がない相談でもあるんです。「まだ何もしてないじゃん」ってことですよね。

さっきも書いたんですけど、行動っていうのは、感情が動かないと起きない。行動していないっていうことは、まだ感情が動いていないってことになります。

行動せずに相談してきた人っていうのは、まだ感情が動いていない人なので、どんなアドバイスをしても、結局何もしないんですよ。相談することで満足している状態です。そういう人には、すぐにアドバイスはしないで、まずは、結果と数字を持ってきてねと伝えるようにしています。

数字を見て、お店や会社の売上をあげる方法

売上も数字。数字を見ることで、お店や会社の改善点が見つかる。

僕が仕事で使っている数字やデータっていうのは、とても簡単なものです。小学生でも理解できるほどの簡単な算数です。企業秘密的なものなので、全てはここで書けないんですが、1つだけ僕が必ず毎日見ている数字を紹介します。

僕が必ず毎日見ている数字。

それは、売上です。

「数字やデータなんかでは、商売やビジネスは出来ない!」という人でも、売上は必ず気にしているはずです。売上がなかったらどんなに立派で素晴らしい目標も達成できないですからね。

売上も数字でありデータです。だけど、売上っていうのは、売り手側が直接コントロールできないものですよね。直接コントロールできないからこそ経営者の悩みの種なわけですが、売上というのは、色んな要素が絡み合って、最終的に出力される結果です。

売上っていうのは、どんな数字やデータが組み合わさってできたものなのか?

売上を構成している数字やデータで、売り手側が直接コントロールできることはないだろうか?

という視点でお店や会社を見てみると、色んな改善点が見つかってきます。

数字やデータを見ずに、ただ自分がやりたいように好きなことをやっているお店や会社が成長するのは難しいことだと思います。もちろん、マグレや運もあるから、好きなようにやって上手くいっているところもあるかもしれない。だけど、時代や環境が変われば、マグレや運では太刀打ちできなくなります。

最初は競合がいなかった市場に大手が参入してきたら、好きだからっていう理由だけでやっているお店なんてあっという間に潰れてしまいます。ユニクロができて洋服店が潰れたように、コンビニができて個人商店が潰れたように。

弱くて小さいからこそ数字をベースにした戦略が必要だぞ!

自分を弱者と認めた時から大逆転が始まるのかも。

数字やデータや理論や戦略って聞くと、大企業や大手が使うものと考えがちですが、それは大きな間違いです。

理論や戦略は、弱者にこそ必要なものなんです。

マネーボールは、貧乏球団がお金持ち球団に勝つための戦略を描いた映画です。

僕も個人事業主です。やっているビジネスも小さいものです。だからこそ、周りの変化に対応できるように数字やデータを見るようにしています。

車を安心して運転できるのは、運転席にメーターやランプがあるおかげですよね。自分が今何キロで走っているのか、故障はないか、燃料は足りているか、ということがひと目で分かります。そのおかげで、目的地までどれくらいで到着するのかも予想できます。

数字やデータは、商売やビジネスにとってのメーターの役目を果たしてくれます。メーターを見たから勝てるかどうかは分からないけど、大事故は防ぐことができます。

ビリーは、「貧乏球団がお金持ち球団に、直感や主観に頼らずに確実に勝つ」という夢をデータ理論に見たのかもしれません。

メジャーリーグには、不公平なルールが存在している。ルールは変えられない。変えられる所を見つけて、自ら変わったビリーは、経営者として本当にカッコイイと思います。

ビリーの夢は叶ったのでしょうか?気になるあなたは、映画マネーボールを見てみてください。主演のブラッド・ピットの食べ物をパクパク食べる仕草がカッコイイんです。

今日は以上です。最後までありがとうございます!